生徒の声 その1

投稿日: カテゴリー: 生徒の声
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ありがたいことに入塾のお申し込みをぼちぼちいただくようになり、やっと塾としての体裁が整いつつある 東風個別ゼミナール。面談で生徒さんやご父兄とお話していると、嬉しい報告をたくさんいただきます。

 

1. 「柘植先生は東海生のお母さん方の間では“神”と呼ばれていた」(保護者様より)

最初にうかがった時は「マジですか」と半信半疑でしたが、同様のお言葉を複数の保護者様から頂戴し、「実は東海中高限定で神ってる女だったらしい」と初めて知りました。
今までは保護者の方と面談する機会がなく、自分の指導がどのような評価を受けているかなど知りようがなかったのです。
とにかく全員成績を上げる、入試に対応できる実力をつける…と考えて教えてきて、結果的に全員国語の得点が上がっていましたから、保護者様に喜んでいただけて、鈴木誠也的評価をいただけたことは光栄の極みです。

 

2. 「学校の国語の先生に『目に見えて力がついた。(得点だけでなく)理解力が
 上がったことが、見ていてよく分かる』と言われた」(生徒さんより)

これ、本当に嬉しいです。嬉しいお言葉です。
小手先の技を使ってその場しのぎで成績を上げていく…という学習スタイルは、無意味ですし時間の無駄なので、私は嫌いです。ワケがわからないまま「やさしく詳しい古典文法」の問題(ここからテストに出すと予告されたところ)だけを暗記しても、全然意味がない。
きちんと理解して、自力で解く。
これができるように指導していますので、それが学校の国語の先生に伝わっている、たまたまではなく本当に力をつけたとはっきり分かるレベルで伝わったことは、教え手として本当に甲斐のある思いです。

 

3. 「『◯◯に通っていたの? あそこは国語が評判いいよね』…と、K塾の人に
 言われた」(生徒さんより)

突然倒産した前職の塾、◯◯。
◯◯で国語を教えていたのは私に相違ありません。
大手予備校のK塾にまで「評判がいい」と言われていたなんて。
約20年前、講師の求人に応募しようと電話をかけた私に「ご縁がなかったということで…」と、履歴書の送付さえ受け付けなかったK塾。
「いやいやいや、まだ名乗ってもいないのに、いきなりご縁なくなっちゃうの?」…と衝撃を受けた、あのK塾。
K塾の国語の模試で、わたし偏差値86だったんですけど…。それでもダメ? 採用試験受けさせてくれない?
・・・嗚呼、悔し涙にくれた若き日の自分に教えてあげたい。いずれあなたは「あそこの国語は評判いい」とK塾から認識される程度の講師になれますよ、と。

 

ところで。

「枕草子」には、自慢話が割と多いです。
特に「私がこういうことを言ったら、中宮様からとっても褒められちゃって〜」とか「宮中で評判になっちゃって〜」といった、「他者からの評価を通して自慢する」という形式のドヤ話が多く、私は「枕草子」を読むたびに密かに苦々しく思っていました。
あまつさえ、「本当はこんなこと書きたくなかったんだけど、周りが書け書けって言うから〜」なんてことまで書いてあったりして。「ケッ! 破廉恥な」って思っていました。今までは。

けれど、今はなんとなく清少納言の気持ちがわかるような気がします。
自分が一生懸命やってきたことが人から評価されると、嬉しくなって思わず発信したくなってしまうのでしょう。

私もね、こうした生徒さんからの声を書いてしまうのは自慢っぽいかな、どうなの?
…と思っていたのですが。
以前、K塾で講師をしていた私の友人が「塾のブログに書いておいたら」と勧めてくれたので、書いてみました。

 

ああ、破廉恥な。

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